山勉春山実地part1 02.4.21   text by coba

山勉EXでやった雪崩シュミレーションとピットチェックの際のロープワークをメインに据えて、ついでに滑りも楽しんじゃおうという欲張りな企画、管理人が1ヶ月不在のな中皆さんには大変ご迷惑をおかけしました。今回の企画は装備を自分で考えるというもうひとつの学習要項も含まれていましたが、一番の関心事のアイゼンはなんとスノーボーダーは全員持参。優秀です。今回の参加者で重さナンバーワンはcoba@管理人。えっなんでかって?トレーニングのため水を大量に持参、50Lがぱんぱんでした。と無駄話はこれくらいにしておいて内容のレポを。

今回は山を滑る総合的な学習という位置づけなので、まずアイゼン&ピッケルワークの練習から始まった。ピッケルを持っている参加者も結構多く、ちょっとびっくり。ピッケルは名称から持ち方、使い方、滑落停止法を学習する。

次にアイゼンを装着しての歩き方の練習をする。足の運び方から、爪を裾にかけないようにとか、方向転換の仕方などを実践。そんなこんなしているうちにリフト営業開始。ハイク開始地点に向かう。

スキーチームとボードチームに分かれて行動する。ボードチームはアイゼンでの歩行を実践しながらハイクアップ。つねにチェックが入る。本日の天候は強風。しかもガスりんちょ。さらに雪が少ない。山の裏側に出る。

ここでロープワーク練習。参加者は参加前にいくつかの結びをトレーニングしてくることになっていたが、みなさん優秀。山勉ではとりあえず世界共通の方法を採用。あとはそれぞれ装備や状況を考慮して工夫するというスタンスをとる。初めて見る参加者には少し難しかったかもしれないが、練習あるのみ。

ここまででかなり時間が押してしまい、予定の行動を変更。滑りの面での楽しさをカットする。まあなんといっても研修っすからね。がまんがまん。少し滑り降り昼飯休憩。なんとその途中八甲田で卒業トリップの締めであった女の子と再会。世の中狭いのねん。今日のcobaの昼飯はにららーめん。今、にらがマイブーム。生でもいける。しかもコンパクトになる野菜で栄養バランスもOK。是非おためしを。

昼食後、雪崩捜索シュミレーションを開始。まず斜面をみんなで踏む。そしてグループに分かれて捜索訓練開始。雪崩発生の一報から捜索開始。役割分担を決め、ビーコンや遺留品を頼りに3台から5台の埋没者を探す一連の流れを学習する。途中も2次雪崩が発生したりとさまざまなことを想定した訓練である。

ピンポイントにならない箇所ではとまどう参加者も。また遺留品を見ていなかったり、2次雪崩に巻き込まれるものも。

今回深いものでは2メートル以上あるものも。しかし、どの回も結構いいタイムで捜索できていた。あとはここに実際の人間と同じくらいの大きさと重さですることでよりリアルになる。次回は砂人形でも作ってみっかな。そうすればもっと大きな穴掘らないと出せないし、運ぶのにも時間がかかるだろう。ってことはもっと急いでさがさねば・・・。

今回のシュミレーションで顕著に出た傾向は、荒走りしすぎるために最初にとらえた電波を通り越していく人が大変多く、一番最初にピンポイントされるビーコンは中間に埋まっているものであった。4回シュミレーションしたが4度とも一番近いところのビーコンが一番最初に見つかったことはなっかった。

今回も東京から水谷氏が参加してくれた。今回もたくさんの助言、ありがとう。これからもよろしくおねがいします。

まだまだ勉強することがあります。あれしたいこれしたいなんてご意見ありましたらどんどんお寄せください。