蔵王   2004/2/20   text by kentaro


Down the Lineのち登りっ返し

どこの天気予報を見てもどう考えても抜けそうな金曜日。
まるで謀ったように休みの二人。
ケンタロウ、
Te2yaは,
ドピーカンを確信してお山へ向かいました。
朝、下界から1000m辺りまではガスが立ちこめ、
心配しましたが、
Te2yaさんの強気な予想通り
上はドピーカンでございました。
天気はご機嫌、でも雪は??
という一抹の不安を抱きながらのハイク、
視界良好のまま本日の斜面に到着。

入念に滑走ラインのファインディング&ピットチェックを行うと、
雪は安定しているというか、ガッツリ
WINDPACK、パ、パウダーがどこにもない・・・。
しかーしこのお天気に気を取り直しドロップすることに。

テケテケなケンタロウは足が竦むような斜面を、何とか安全に降りることに専念しました。

ドロップポイント&けんたろうシークエンス

Rider:kentaro
Photo:Te2ya

Te2yaさんは起伏の激しいRock Sectionへ挑戦。
ビッグなラインで攻めていました。
しかし、滑走後映像を見てなんかがっくりしてました。

ドロップポイント&Te2ya@ロックガーデンシークエンス

Rider:Te2ya
Photo:kentaro
二人で滑ったラインを見上げ思わずため息が。
『どこから登り返そうか・・・』
下から見上げると、どこもかしこも厳しい斜面。
結局、昨年滑った面をチェックしながら、
尾根を二本巻くことに。

それでもなかなか厳しい斜面を出て、
稜線に出るころには二人の疲れはいいあんばいでしたが、
そこに広がる山形や東北の山々を一望し感動。
中でも鳥海山のスケールの大きさには圧倒させられました。
なんせ月山よりも大きく見えるんですから。
思わずここで
sunsetを待ちたくなるような景色でした。
そして樹氷を撮影している風景写真家の方々も多く見かけました。
こんなすばらしい天気での山行にあと何回いけるのかな・・・
そしてゲレンデに戻ると、そこには朝とは一変した光景が。
ゆ、雪が腐ってる。。。
そして思ったこと『これってもう春山じゃん!!』


しかし、この次の日まさか別エリアにて極上のパウダーがあるとは・・・