夜間行軍in蔵王 2002/1/26  text by coba


今回のツアーの同行者はなべとし、前回登場の中村君、そしてテレマーカーturuko。

moon lightもなくなった午前4時出発。普段はリフトで楽ちんなゲレンデを登る。

ヘッドライトはPETZL TIKKA,ミクロ、そしてパナソニックリチウム2機を使用。

漆黒の闇を行くが、ゲレンデがなにげに斜度きつく辛い。ゲレンデのトップに出る頃には結構疲労していた。

今回のお供アイテムはDPT、ザックはバックサイドpro。

初めての夜間行動なため装備は万全の一泊態勢。

しかし樹氷が自分のヘッドライトでライトアップされて幻想的でもあり、ある意味怖い。

夜も徐々に明け始め、ちょうどピークに到着した時、

かかっていたガスが我々の到着を待っていたかのように

徐々にとれはじめ、幻想的な夜明けを迎えた。
こんな経験ができるからこそこんな遊びやめられない。

今日の斜面は前回の斜面と同じ斜面であるが、このひと月でかなり地形が変わっていた。毎年形成される上部の雪庇は結構発達してきており1回崩壊したような痕跡が見られた。ピットチェックでは15センチのところに弱層があったが、ショベルテストの結果、GOという判断をした。ただここ最近の天候等を考えると不安な要素も多々あるため、危険回避のブリーフィングを入念にし、滑走準備を整えた。

準備が整う頃には、ガスは急にとれはじめ快晴となった。

photo 滑走準備を整えいつものお祈りをするcoba

あまりスピードに乗ることが出来ないが天気、地形ともかなり気持ちいいものであった。さまざまな表情を見せてくれる自然に感謝。

rider coba

この斜面が初めての渡邊は、その地形に

感激し、レギュラーを思う存分楽しんだ。

rider nabe

前回見つけた

面白そうな斜面を

滑る中村君
滑った後に登って戻るのが非常に辛い。
本日の御釜の様子。
DPTでお参り。

ここ最近風が弱い日が続いたため珍しく

山形側にも若干雪が付いている所があった。

いつもはただの漕ぎ漕ぎ大会になる帰り道が

思わぬ遊び場の出現により、もうひと快楽いただけた。

1.思わぬ沢の雪ににんまり

2.今回の長行程に良く頑張ったturuko