蔵王 2001/12/24          coba


あまりの晴天に意気揚々と登りだすがすぐ息があがった。今日のお供はTT、ウーキー。ちなみにリハビリもかねてザックの中身はフル装備。今回は必要がないが、アイゼンまで入っている。

本日の同行者、中村君。74乗っている。

本日バックカントリー本格デビュー。

ひたすらこんな感じの雪原を行く。途中にはハイマツ罠があり結構やられた。こんなに天気いいのにもかかわらず、先行者がいない。静かに自然を独り占めできる瞬間だ。

今期より採用のウーキーはなかなか調子いい。心配していたボードとアタッチメントとのフィティングも大丈夫だ。登りの途中でポールが破損、応急処置で頑張る。

スキー場ないの木々はまだまだであったが一歩高度を上げれば、立派に成長している。これならモンスターにふさわしい。

今日の秘密の左ポケットにはヴアーム。これのおかげで高橋尚子になった気分。(途中までは)

頂上直下ではこんな小ぶりなエビフライに疲れた足がとられる。

ハイマツ罠にやられ、クリッカースノーシューのテイルがもげた。

あの鳥居が見えればもう一息。落ちていたペースもまた上がる。

さすがに風も強いが穏やかなほう。昨日百円ショップで見つけた抹茶ミルクで一服。

西には朝日連峰、東には太平洋を望む絶景であった。

これはドロップする辺りからの眺め。斜度はさほどないがまあまあ楽しめる。まだ時期も早いせいか、地形が出ていて下部は当て込むのには良さそうなので予想外の嬉しさ。

断面観察では有意な弱層は見つからず、シャベルコンプレッションテストでも安定していた。ただ風下斜面で上部はウインドスラブになっている点、気温が急激に上がった点を考慮しドロップの位置とラインを慎重に選んでドロップした。

中村君には危険の少ない別の斜面を滑ってもらった。
雪がしまっているためスプレーは余りあがらなかったが、いい天気と遊べる地形に久々に声をあげた。最後の写真の後からナチュラルパイプのセクションとなり気持ちがいいのだ。

滑り終えたラインを見上げた写真。ここからは上部の斜面は見えていない。雪質的にはいまいちであったが、いいショートツアーであった。ただお気づきの方もいるとは思いますが、登った斜面とは逆の斜面なため戻るのに一苦労。いつもは直登するのだが、今回は体力面の不安から巻いて帰ってみることに。しかしこれが意外と遠い。登らなくて済むのはいいのだが・・・。おかげでチェックしたかった斜面がチェックできたしよしとしよう。

今シーズン初にしては少々歩きすぎたかな?まっ普段の不摂生がいけないのさ、と帰りに薬用バブを買って帰るcobaであった。(温泉は湯船で溺死しそうだったのでやめた)