NZトリップ2002 text by coba
ついに行ってきましたNZ。近年いい状況報告を聞かないNZですが、GENTEMのBBSで見たよさげなトモキさんの書き込みだけで、決心、行くこととなりました。あらかじめ断っておきますが、今回滑りの写真がありません。ごめんなさい。でも読んでやってくださいな。
台風13号直撃の日本。果たしてフライトできんのか?なんてかなり疑問に思いながら成田に向かう。びったり関東のすぐ沖にいるのだが飛びそうだ。なかなか見事に揺れてくれました。 |
フライト時間は11時間。さぞかし退屈だろうなんて思っていたら爆寝。気づいたら眼下には雪景色。しかも結構かっこいいです。ここでようやっとテンションがあがる。 |
そんなこんなで無事にクイーンズタウンに到着。いきなり迫力のある山が出迎えてくれます。んっ寒くない。雪はどこに?? |
クイーンズタウンは田舎町。ただ急速にリゾート化が進んでいます。今回の滞在はガーデンパークロイヤル。なかなかおしゃれなとこでした。ホテルの目の前にはこんな素敵な景色が広がっています。初日は夕方到着なので部屋でくつろぐこととする。ドラゴンボールがやってました。もちろん英語話しています(異様に低い声で)。 |
初日は夕方着ということなのでひとまず明日に備えて街ブラといきました。しかし日本人の多いこと、しかもくわえタバコにポイ捨て、ゴミが全くみられない町並みにそんな吸殻が目立ちます。なんてかなり失望しながら明日のヘリを予約して寝る。
本日のヘリの会社はウィルダネスヘリスキー。紹介文を引用すると「上級スキーヤー、スノーボーダーにお勧めするN.Z.究極のヘリスキー。N.Z.最高峰、マウントクックを囲むウィルダネスヘリスキーのエリアは、N.Z.サザンアルプスの中でも最も標高が高く、積雪が安定していることが特徴です。標高3,000mを越える国立公園内でのヘリスキーの操業を許可されて10年近く経った今日でも、毎年新たなパウダーエリアへの運行を開発しています。滑走標高差が3,000mを越えるまで繰り返されるスティープ&ディープのパウダーランは他では絶対体験できない、まさに究極のヘリスキーです。」ということ。いやがおうにも期待高まります。クイーンズタウンからセスナでいざMtクック空港へ。 |
そして空港に到着。んーマンダム。はやる気持ちを抑えて、とりあえず受付を。出発前、私のメインアドバイザーの新井裕己に「ヘリに乗る心得」なんぞ聞いていたのでそれを思い出す。AKでのヘリの経験から1.まず最上級の自己評価を書き込め、2.自分はプロだと言え、3.アグレッシブな滑りで納得させろ、4.そして要求しろ。とのアドバイスを受ける。そうしなければ一般の方々と一緒になってメローな時間が流れてしまうと・・・。ということで早速実行してみようとするが、ジャンキーらしい人がいない。外人も軒並み高齢者。聞けば70%が日本人だとか。この時点でかなりの不安を抱き始めたcobaであった。 |
ヘリに乗りながら上記のようなおいしそうなとこを見て脳汁でまくり。そんななか降ろされたところはこの写真。ありゃりゃ、んーなんてメローなとこざんしょ。んまー最初はレベルチェックということでしょーがないと勝手に納得。ガイドのピットチェックを見ている。ウイークレイヤーは10センチ、20センチ、60センチのとこに見受けられ、一番上のところは非常にもろい。その他は中程度ってとこ。結構なだれるかもね、場所によっては。小さく。 |
一本目の斜面。かなりメローです。面はサンクラストでかたく、スピードでて、踏み込めばスプレーもあがる、スノーボードにとってはまずまずのコンディション。あっそうそう。今回はDPTでいったんざんす。 |
まあ一本目だし。眺めもいいし、ヘリが迎えに来るのもかっこいいし、まあよしとするかなんて、流され始めているcobaであった。 | |
二本目上部。 | |
二本目下部。 真ん中下のパイプ上のとこがそこそこ。 |
3本目 |
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4本目上部。 かなり雪はよい。ちょっとガイドの目を盗んで広めにラインをとる。 だってターンが小さすぎで気持ちよくないんだもん。 しかも、結構刻むし・・・・。 |
4本目下部。良かったのでもう一本滑った。 | |
6本目。デブリだらけの急斜面。 かなり不機嫌モード。 当てまくって終了。 |
そしてヘリ初体験は終わった。そこにはフラストレーションだけが残った。雪の状態、安全面いろいろ条件はあると思うが、一日の行動を見ていてもう少し行けるのではないかという疑問もある。同行者というファクターもあるし・・。ガイドがスキーヤーの視点のみという点も・・。やはりだめなのか?ただ救いなのは抜群のロケーション。現地では別行動の専属カメラマン(嫁)を連れて行けばそれなりにごきげんな写真も残せたかも・・という点が悔やまれる。 |
2日目をむかえるも、テンションはさがったまま。
んでも、TRIPってそれだけが目的ではないのだから。
いまある快楽を楽しまないと・・・。と、再び昨日のヘリ会社へ。
またもや、セスナで移動。今日は揺れる。 それにしても、眼下のスキー場の規模が桁外れである。 しかしもう、景色はたまりません。 本日は、別のタスマン氷河滑走ツアーに参加のつるこも一緒に行動。 セスナに超びびっていた。 |
1本目上部 雪は腐っているので、結構厳しめ。 今日は、昨日のメンツに、ぶらり旅中というボーダーも一緒。 |
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1本目下部 デブリだらけでストレスフルでございます。 |
綺麗な雪崩
2本目 斜度はいいけど、デブリの上。 |
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2本目の中間部にて、ガイドの降りるのを待つ |
2本目の全景。下の細い沢がハイライトってぐらいの雪の悪さ
3本目 上左:スタート位置 上右:滑り面 ここの雪質はそこそこ 下:3本目全体 |
昼飯食べてヘリを待つ | |
有名な山? |
4本目 ん?おいしそう? いい斜度してる。 |
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同行の人 イェ−イって、でも雪が悪すぎ。 |
4本目中間部 | |
4本目下部 スケールはでかい。 |
5本目終点。 上部は昨日の最後の面と同じデブリ面。 当然またもや不完全燃焼。 先立つものに不安を抱えながらも当然、EXTRA ROUNDへ。 |
EXには、パワフルドイツ人老夫婦と同行。 なにやら1カ月かけて、NZとオーストリアを堪能するようだ。 うらやましい限り。 んで、ヘリであがった瞬間。 そこ滑らせてーという斜面が見えた。 この近辺では、雪もよさげで、斜度もあるし地形もある。 |
と、祈りが通じたのか、まさにその斜面に吸い込まれるようにヘリは止まった。 んで、oh good condition イェーイ とガイド。 |
納得の6本目上部 この2日間のツアーで一番走った。 こういうのばっかりだと、斜度がなくても満足できるのに・・・。 |
中間部より ドイツ人夫妻は、客のファーストを断固として譲りません。 |
6本目全景 んー満足?満足。 |
ガイドも意外にもいいコンディションに満足げ。 そしてすかさず“one more OK?”って。 どっちが客? もちろん7本目へ。 同じ斜面を降りる。 地形もわかる分、さっきより攻めれる。 あてこみ場所も把握しておいたのでおもいっきりぶちかます。 みんな、自然と声が出た。 |
今回お世話になった山々。 また絶対に来たいですね。 |
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ちょうどつるこも氷河ツアーから帰ってきた。 なにやら同行者から親切にされて楽しかったようだ。 |
3日目は、天候も悪そうなうえに、これ以上のコンディションは見込めないため、ヘリには乗らずスキー場へ行くことにする。
超ガリガリ おまけにリフト待ち まあ、当たり前といえばそれまでだが・・・。 |
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んでも、ゲレンデは広い。 降雪後は、楽しそうなところはいっぱいある。 |
さっさとあがり、BEERタイム。
帰りのバスが突然、爆発音&黒煙。
結構冷や冷やしました。んにしても、向こうの人は呑気ですね。
最終日の夜ということで、豪華ディナーをとりに街に出る。
それにしても、日本人いっぱいだ。
まあおかげで、語学力ゼロの2人でも不自由ないのだが・・・。
そんなこんなでクイーンズタウンをあとにする。
オークランドの夕景
そして、いよいよ帰国の途に着く。
途中、こんな島が・・・。すごい自然って。
帰国後、海帰りのZZ氏をキャッチ。
別荘にお邪魔する。
宴もはじまったばかりで、すでに就寝。なぜか反省ポーズ。
その後、爆睡する中年をよそに、ベロンベロンになるまで飲みました。
いやー初めての海外スノーボードも無事に終わり、スケールのでかさに感動でした。
雪的にはいまいちでしたが、楽しめました。
さーて次はどこいきまひょ?